毛嚢炎って何？なぜできる？脱毛後に出来る毛嚢炎について知っておこう！

自己処理でも毛嚢炎ができる

カミソリを使った自己処理の場合、表皮を薄く削いでしまい細かい傷が付きます。毛抜きは毛穴に大きな負担をかけて形を歪ませてしまいます。除毛クリームは皮膚のたんぱく質を溶かしてしまいます。いずれも皮膚にダメージを与え、バリア機能を破壊してしまう為、毛嚢炎ができやすくなるのです。

毛嚢炎が出来る場所は？

髭・脇・VIO・額・背中・膝・ふくらはぎです。
体毛が密集しているところ、蒸れて汗や汚れが付着しやすいところ、皮脂の分泌が多い所が主になります。毛嚢炎が出来るのは男女共通です。写真のように、太ももにできるケースもあります。

毛嚢炎を防ぐために脱毛サロンがしていること

それは冷却とクールダウンです。脱毛は機械から照射される光の熱が、黒いものに反応して脱毛する仕組みです。その光の熱は60度にも及びます。毛の周りの肌もその熱を受けているので、脱毛後の肌はとてもデリケートになります。特に毛嚢炎になりやすい箇所は照射後、冷却のためしばらくソフトタイプの保冷剤をあてています。

毛嚢炎ができやすくなるNG行動

❶脱毛箇所を手でぺタペタ触る
❷ポロポロ抜け始めた毛を引き抜く
特に男性は髭の生えている顎回りを触る癖がある人が多いので要注意です。
脱毛後10日程経つと毛がポロポロと抜け始めますが、その毛を手で引き抜いたり毛抜きで抜くのはやめましょう。雑菌が付着しますし、皮膚への刺激にもなってしまいます。

毛嚢炎ができてしまったら

✖潰さない
完治してもクレーターのように跡になる事があります。
✖ムダ毛処理しない
出来てしまった毛嚢炎を誤って潰してしまう事があるためです。
✖いつまでも自己判断でケアしない
毛嚢炎だと思っていたけど実際は違うという事もありますので、クリニック受診も検討しましょう。

毛嚢炎はどの位で治る？

1～2週間もすれば収まりますが、２週間経っても回復に向かう兆候が無ければクリニックを受診しましょう。ステロイド剤や抗真菌薬の塗布、抗生物質の服用で改善します。

まとめ

脱毛によって毛嚢炎が出来るのは、脱毛の光による高熱で皮膚がダメージを受けバリア機能が衰えてしまうからでした。
そして脱毛後のアフターケアが不十分だと毛嚢炎ができやすくなってしまうこともわかりましたね。
普段から皮膚を清潔に保ち不要な刺激を与えないようにして、毛嚢炎を防ぎましょう！